まあやの暮らし

トイプードル2匹と、発達ゆっくりな息子との日常

出産までの道のり③【不育症】

こんにちは。

トイプードルのTarutoとRasukuの飼い主のmaayaです。
www.youtube.com

出産までの道のり①

https://www.maaya.work/entry/2020/07/16/004956

出産までの道のり②

https://www.maaya.work/entry/2020/07/18/031224

 

 

■1回目の妊娠→子宮外妊娠

■2回目→自然流産

■3回目→自然流産

■YouTube始める

■不育症発覚

■4回目→化学流産

■仕事始める

■2019年2月←ここから

 

 

2019年2月に祖母が他界しました。

2016年2月に、大脳新皮質基底核変性症という脳の病気(難病)になった祖母。

治療法はありませんでした。

3歳から25歳まで(結婚するまで)一緒に暮らしてきた祖母。

 

難病と診断されたあの日、治療法がないと言われたあの日から、祖母の最期がどうなるかは覚悟していました。

診断されてから3年。

心の準備をする期間としては、決して短くありません。

それでも…、祖母の最期を見届けるのは、かなり辛かったです。

とても安らかだったんです。

安らかだったんですが…。

今でも、あの瞬間の出来事を思い出すと胸が苦しい。

思い出したくない。

なるべく、元気だった祖母のことを思い出すようにしています。

生きていれば、今月78歳の誕生日です!(^^)

 

 

祖母が亡くなってから、【妊娠】について考えるようになりました。

たぶん、【命】について考える機会が増えたので、自然と【妊娠】について考えるようになったんだと思います。

ネットに、「人は、死を意識した時、子孫を残そうとする」と書いてあったので、もしかしたら私の本能が働いたのかもしれません。

亡くなってすぐは考えられませんでしたが、3月…、4月…、と月日が経っていくうちに妊娠について前向きに考えられるようになりました。

 

でも、「何が何でも妊娠したい!」「できるだけ早く妊娠したい!」とか、そういう気持ちは一切ありませんでした。

だって…、また流産するかもしれないから…。

でも以前より、妊娠に対しての拒否反応は薄れていました。

よし!自然に任せよう!!

それで、妊娠したら不育症の治療をすればいいし、妊娠しなかったら今の生活を楽しめばいい!

自分でもびっくりするぐらい冷静というか、気楽に考えていました。

妊娠をお休みする期間を十分に設けたので、だいぶ心に余裕ができたのかもしれません。

未だに過去のことを思い出すと、泣けますけどね…。

 

 

そして、2019年5月にあーくんを妊娠します。

出産予定日は、祖母の一周忌でした。

(結局早く産まれたので、違う日になりましたが^^;)

祖母の生まれ変わり?!とも思いました。

(男の子でしたが^^;笑)

でも、運命を感じたんです。

今でも祖母のおかげだと思っています。

ばあちゃんに感謝です。

 

 

 

妊娠発覚してから、青木産婦人科クリニックで、不育症の治療が本格的に始まりました。

まず、飲んでいた薬をまとめます。

(↓不育症治療をする予定ではない方は、飛ばしちゃってください^^;長々と語るのでつまらないと思います。笑)

 

■チラーヂン(甲状腺ホルモン)

・妊娠前〜出産日まで服用

・妊娠後からは、月一で血液検査をし、薬の量を調節。

 

■バイアスピリン(血流を良くする薬)

・高温期(妊娠前)〜15週6日まで、2日に1度のペースで服用

 

■胎盤を育てる注射(腕に打つ筋肉注射です。名前は忘れましたが、一本2万円だったことは覚えている。笑)

5週後半〜8週後半まで週1、計4回

 

青木産婦人科クリニックは、5週5日から8週5日の1ヵ月間通いました。

不育症専門の病院なので、9週前後で卒業だからです。

(9週まで順調に育てば、流産の確率はかなり減るからです。)

エコーもかなり丁寧に診てもらえますし、何より先生がめちゃくちゃ優しいです!!

そして前向きなことしか言わない!

青木産婦人科クリニック、本当に本当におすすめです。

ホームページ、勝手に載せちゃいます!

http://www.dr-aoki.com/

 

青木産婦人科クリニックを卒業後(9週以降)の薬(チラーヂンとバイアスピリン)はどうしていたのかと言うと…

チラーヂン(甲状腺ホルモン)に関しては、青木産婦人科クリニックで紹介状を書いてもらい、地元の病院で診てもらっていました。

そこで月1で血液検査をし、薬の量を調節していました。

甲状腺ホルモンは、妊娠初期に限らず、中期・後期にも大切なホルモンです。

ホルモンが足りないと、赤ちゃんが育たなかったり、最悪の場合は亡くなります。

私は妊娠週数が進むにつれて、甲状腺ホルモンの数値がどんどん悪くなってしまったので、妊娠後期では妊娠前の6倍の量を飲んでいました。

私ってつくづく、妊娠に向いていない体だなぁと思いました。

と同時に、今の医療に感謝だなぁと思いました。

チラーヂンがなかったら、私は出産できなかったので…。。。

 

 

バイアスピリン(血流を良くする薬)に関しては、15週6日までに飲む量を、青木産婦人科クリニックから処方されていました。

それを忘れないように飲んでいました。

 

不育症治療の流れは、だいたいこんな感じです。

 

 

ただ、費用はかなりかかります。

保険適用外なんです。(地域によっては、助成金をもらえるところもあります。)

私の場合は、初めの不育症検査で10万ぐらいかかり、あーくんを妊娠してからの治療は20万〜25万ぐらいかかったと思います。

たった1ヵ月間通っただけで20万以上。

しかも治療をしたからって、100%育つとは限りません。

そう考えると、お金がいくらあっても足りませんよね^^;

私はラッキーなことに、一回の治療で出産でしましたが…。

 

 

 

ここだけの話……

私は、前の前の職場は7年働いていたのですが、幼稚園にしてはかなり給料が良かったので、貯蓄もありました。

(結婚しても辞められなかった理由の一つです。笑)

退職金も予想以上にもらえたので、そのお金で不育症治療をしました!

自分のお金を遣うことで、少しでも罪悪感を減らしたかった。

 

こんなにも「お金って大切だな…」って思ったことはなかったです。

前の前の職場に出会えたこと(採用してもらえたこと)にも感謝でした。

 

でも、不育症治療が保険適用になってほしいです!!!(T_T)

いつかなるといいなぁ。

 

ここまでザザッと私の妊娠〜出産に至るまでの話をしていきました。

③で最後のつもりでしたが、④で最後にしますね!!!(笑)

次回は今までの経験から学んだことや、価値観、心理面についての変化を話していきたいと思います☺

 

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